愛さずにはいられない
2016年 11月 02日
去年買ったUNIQLO LEMAIREメンズトレンチコートを着倒す間も無く、そろそろウールコートの出番だ。とてもうれしい。ウールコートというものは、トレンチコートよりさらに出番が少ない。
仮に薄ら寒い夏や春の日があったとして、肌感覚的にはウールコートがぴったりでも、やっぱり違和感を感じる。だから晴れてウールコートが着られるほどの気温に下がった日は、ちょっとしたお祝いでもしたくなるほどなのだ。
春夏の、ちょっとだけ寒い日に、どうしても着たくなるのは、分厚い裏地なしや薄いペラペラの裏地付きのトレンチコートだ。UNIQLO LEMAIREメンズトレンチコートは、コットン100%の裏地なし。来年の春夏に備えて、カラダに馴染ませるべくせっせと着ていた。
そんな折、11月に入りかけのおとといあたり、すごく久しぶりにバーバリーレディーストレンチコートを着て出かけた。ここんとこ、ユニクロルメールトレンチコートのゆったりした袖ぐりに甘やかされていたあたしは、ラグラン袖のバーバリートレンチでさえ窮屈に感じた。危険だ..。
ブカブカのメンズトレンチコートに馴らされたカラダは更なるゆとりを求めている。以前はセットインスリーブのトレンチコートに比して、ラグラン袖トレンチコートの快適さに充分満足していた。
それはそれとして、度重なる洗濯機洗いでボロボロのトレンチコートのしっくり感には、改めて感動した。すっかり色あせてしまって無数の擦れに彩られたこのトレンチコートは、あたしだけしか着る人がいない。
古着屋に持ち込んだとしてもボロボロ過ぎて値が付かないだろうし、もらってくれるヒトもいないほど、持ち主のカラダに馴らされたバーバリートレンチコート、愛さずにはいられない。
by madouce
| 2016-11-02 00:00
| トレンチコート